

Buy Understanding Japan-China Relations: Theories And Issues by Wan Ming (ISBN: 9789814689229) from desertcart's Book Store. Everyday low prices and free delivery on eligible orders. Review: この筆者は、日中関係を専攻する中国出身の学者で、現在は米国の大学で教鞭を執っている。これまで多数の学術的な著作・論文を出版しており、学術的見地からの現代日中関係研究の実績という観点からいえば、世界で指折りの研究者だと思う。実は私はこれまでこの著者の作品を読んだことが無かったのだが、ある人から薦められて、筆者直近の研究成果である本書を手にとって見た。 本書は、筆者のこれまでの論文や著作をアップデートしたものになっている。日台関係やTPPなど、幅広い分野がカバーされているのだが、それぞれの章が有機的につながっているわけではなく、論文の寄せ集めになってしまっているのは残念。他方で、本書の成果としては、日中両国の世論調査や出版物の原点精読から導き出される、両国のアイデンティティ・ギャップから近年の日中関係の緊張を説明していることと、生態学の「共生」という概念を援用し、日中両国が今や同じ生態系に住むようになってしまい競合関係に入ってしまったと論じている点が挙げられるだろう。 筆者は、中国人ながら、日本の視点から日中関係を論じており、中国が共産主義国家だとして日本で批判されるのに対し、同じ共産主義国家であるベトナムに対して日本人が甘いことや、中国における反日運動を日本のメディアが大きく取り上げるのに対し、インドでそれよりも大きな反日運動が起こっても日本のメディアが全く取り上げない点を指摘しており、実に興味深かった。また、筆者の立場はあくまで中立であり、漁船衝突事案後の中国政府によるレアアース禁輸は、中国の名声を傷つけただけであり、中国にとって失敗だったと断じている。 今後の筆者の作品も読んでいきたい。
| Customer reviews | 4.0 4.0 out of 5 stars (1) |
| Dimensions | 15.24 x 1.75 x 22.86 cm |
| ISBN-10 | 981468922X |
| ISBN-13 | 978-9814689229 |
| Item weight | 553 g |
| Language | English |
| Print length | 288 pages |
| Publication date | 22 Oct. 2015 |
| Publisher | World Scientific Publishing Company |
F**D
この筆者は、日中関係を専攻する中国出身の学者で、現在は米国の大学で教鞭を執っている。これまで多数の学術的な著作・論文を出版しており、学術的見地からの現代日中関係研究の実績という観点からいえば、世界で指折りの研究者だと思う。実は私はこれまでこの著者の作品を読んだことが無かったのだが、ある人から薦められて、筆者直近の研究成果である本書を手にとって見た。 本書は、筆者のこれまでの論文や著作をアップデートしたものになっている。日台関係やTPPなど、幅広い分野がカバーされているのだが、それぞれの章が有機的につながっているわけではなく、論文の寄せ集めになってしまっているのは残念。他方で、本書の成果としては、日中両国の世論調査や出版物の原点精読から導き出される、両国のアイデンティティ・ギャップから近年の日中関係の緊張を説明していることと、生態学の「共生」という概念を援用し、日中両国が今や同じ生態系に住むようになってしまい競合関係に入ってしまったと論じている点が挙げられるだろう。 筆者は、中国人ながら、日本の視点から日中関係を論じており、中国が共産主義国家だとして日本で批判されるのに対し、同じ共産主義国家であるベトナムに対して日本人が甘いことや、中国における反日運動を日本のメディアが大きく取り上げるのに対し、インドでそれよりも大きな反日運動が起こっても日本のメディアが全く取り上げない点を指摘しており、実に興味深かった。また、筆者の立場はあくまで中立であり、漁船衝突事案後の中国政府によるレアアース禁輸は、中国の名声を傷つけただけであり、中国にとって失敗だったと断じている。 今後の筆者の作品も読んでいきたい。
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